すぐに始められるサソリライフ!! アジアンフォレストスコーピオン 飼育方法
こんばんは!
この記事にお越しいただきありがとうございます^^
このブログでは数々の生き物の紹介と飼育方法をメインに書いています!
興味がありましたら他の記事も呼んで頂くと私のモチベーションになります!!
早速本日の本題です!
今回は初のサソリの紹介になります。
◆この記事の内容
☆チャグロサソリ
学名:Heterometrus sp
別名:チャグロサソリ
飼育難易度:★★(★が多いほど難しい)
生息地:南アジア〜東南アジア
最適温度:25℃〜32℃(おそらく35℃までは大丈夫)
最適湿度:80%前後
飼育環境:多湿系
市場価格:1匹3千円前後
入手方法:ヤフオク、ペットショップ
本種は、丈夫で毒性が弱く、気性が荒くないことから入門種として非常に人気の高いサソリになります。
多くの方が知っているサソリは、砂漠に生息する黄色のを連想すると思います。(あくまで個人の見解です)
しかし、今回ご紹介するのは漆黒の蠍(サソリ)なのです!!
全身黒ってその時点で既にカッコいいですよね!
私も一番最初に手を出したのがチャグロになります。
とても飼育がしやすい上に餌への食いつきもいいので飼育が楽しくなります。
この種と並んで黒で人気なのがダイオウサソリなのですが最近かなり輸入ルートが閉じたことからかなり高騰してきているので値段的に厳しいと思い、先にチャグロサソリを紹介することになりました。
ゆくゆくは紹介していきたいと思います^^
またアジアンフォレストスコーピオンは、1種類のサソリではなく複数のサソリを合わせた総称になるのです。
ほとんどが見た目が似ているため日本に輸入された南アジア系の黒いサソリは、特定することも難しい為にまとめてアジアンフォレストスコーピオンと呼ばれていると思われます。
また混雑する可能性がゼロではない為、どこの地域から輸入されたものなのかしっかり確認が取れるところから購入することがオススメです。
複雑なことを言いましたが飼育がしやすく、とてもカッコいい種になるので是非一度購入して飼育してみてください。
☆飼育環境
多湿系のサソリになりますので、保湿性の高いケースと床材がオススメです。
・ヤシガラマット
・赤玉土
・サソリ専用土
以上の種類は入手も容易で値段もお手頃なのでこれ以外の選択肢はないと言えます!
床材は基本常に濡れた状態をキープしてください。
隠れ家も必要になりますので穴が空いて、サソリが入りそうなものがオススメです。
・ヤシの隠れ家
・爬虫類用の隠れ家
・コルク樹皮を重ねた隠れ家
まあ、隠れればいいので身近に利用で出来そうなものならなんでもいいです^^
ただ爬虫類用の隠れ家は保湿性が高いので多湿系のサソリには、一番失敗が少なくてオススメです。
これだけ揃えれば飼育可能です!
成体を迎え入れましょう!!
ここで注意なのは、多頭飼育です。
一般的にはチャグロサソリは、温厚なので多頭飼育は可能と言われることは多いですがあまりオススメしません!!
いくら温厚とはいえ所詮はサソリなのです!
喧嘩もしますし、共食いの確率もゼロではありません!
やはり飼育するなら1ケースに1匹が理想です。
複数入れるときは、繁殖させる時のみがオススメです。
☆幼体の管理
ごく稀に野生個体を購入すると既に交配をしていて、妊娠している個体を手にする時があります。(私はこのパターンです)
もしある日背中に白いがたくさんいるんだけど!?
と発見しましたら、おめでとうございます!!
それはたくさんのサソリのお子様です。
この場合は、そっと蓋をして子供がお母さんの背中から離れるまで過度の接触はしないようにしましょう!
ストレスを与えることで子食いする可能性があります。
この期間中は餌も与えなくて大丈夫です。
お子様が背中から離れるのを確認しましたら、それぞれ個別に隔離してください。
隔離しないとマザーに食べられたり、兄弟に食べられてしまいます。
特にマザーは背中に乗せている間お腹を空かしていますので自分の子を餌と勘違いしてしまうのです!
一度の妊娠で約20〜30匹ほど産みます。
個別に管理すると管理スペースが必要になりますので最初はプリンカップの使用が一番いいです。
プリンカップのオススメポイント
・小さくてスペースを取らない
・重ねてもいい
・安い
・好きなように穴を開けられるので湿度コントロールがしやすい
また床材はバーミキュライトの保湿性が高く、無機質なのでカビもでないのでオススメです。
園芸店や100円ショップでも販売してるのがかなりの利点ですね^^
幼体の湿度管理は、特に大切で80%を切ると脱皮に失敗することがあります。
幼体で一番失敗例が多いのが乾燥させすぎ、脱皮で亡くなることです。
最初は慎重な位がちょうどいいです!
・餌の与え方
数㎝の幼体は自分で狩りする能力が少し弱いので私はいつもミルワームを事前に絞めてからケースに入れてます。
☝️ミルワーム(苦手な方はすみません)
・ミルワームはホームセンターで入手可能
・ミルワームを半分に切るとよく食べる
・5㎝くらいになったら、生き餌を入れていい
私は、大体5cm位になったらデュビアの幼体を生きたまま入れて食べるのを確認してから、切り替えてます。
幼体のうちは食べれるだけ与えて大丈夫です!
幼体時にエサが少ないと成体に育った時のサイズが小さくなります。
ですので幼体時は栄養たっぷりの餌を与えましょう!
(牛肉を与える方もいます)
☆拒食について
私の飼育経験からですがサソリはよく拒食を起こすことがあります。
ですがサソリは拒食に強く、半年〜一年は食べなくても元気です^^
もしある日餌を与えても拒絶するようでしたら、1週間位経ってからまたチャレンジしてみましょう。
無理やり与えるとより長期間の拒食に繋がります。
もし半年以上拒食しているようでしたら、以下のことを試してみてください。
・餌用昆虫を少し切り、体液を口につけてみる
・生きたまま餌用昆虫を入れてみる
・ケースの周りを真っ暗にしてほっといてみる
・湿度を高めてみる
しかし大抵は、長期間拒食した後は、あっさり食べてくれます。
むしろ心配から、ちょっかいを出しすぎで過度のストレスによる死因の方が可能性が高いです。
また拒食の原因としてメスは妊娠によることがほとんどです。
脱皮の前後1週間あたりも拒食することが多いです。
☆注意すること(飼育前に是非読んでください)
一番やって欲しくないのは、ハンドリングです。
ハンドリングとは、生体を手に乗せる行為です。
可愛いから、カッコいいから触りたい気持ちも分かりますがそういった人間側の勝手な気持ちから、可愛いサソリを傷つけることになるのでやらないことをお勧めします。
手に乗せるだけでもサソリにとってはかなりのストレスです。
結果拒食や直接死亡につながります!
また私たち飼育者も毒針で刺される可能性もあるのです。
毒性が弱いとはいえ、刺されると腫れますし痛いです。
正直ハンドリングは一切のメリットがないのでやらないのが無難です^^
あとは何度も言いますが同じケースに複数のサソリを入れる、乾燥させすぎに注意してください。
本日は以上になります。
今までで一番長い記事になりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございます^^
今後も皆さんに興味をもって頂けるような生き物の紹介をしていきますので引き続きよろしくお願いします^^
Happy everyday