高騰しているローズヘアーは飼いやすいのか? タランチュラ 飼育方法
こんばんは^^
本日は、美しいピンク色のローズヘアータランチュラのご紹介です。
チリの輸入が規制されたことで価格が高騰している本種ですが元々は低価格で入手のしやすさから初心者向けのタランチュラ筆頭でもありました。
結論から言いますと飼育しやすいです!
◆本記事の内容
☆ローズヘアータランチュラ
別名:チリアンコモン
学名:Grammostola rosea
生息地:チリ
レッグスパン:18cm〜20cm
最適温度:25℃〜35℃
最適湿度:40%未満(乾燥より)
飼育難易度:★★(星が多いほど難しい)
市場価格:幼体1万円前後、成体数万円
頭部に赤みがあることでローズヘアーと名が付いた本種は、餌切れに強く、水切れにも強い為かなりの強健種として人気がある。
ただ一つの欠点は、冬の温度の確保です。
チリ出身の為温度は20℃以上が必要のため、冬はヒーターが必須になります。
色の傾向は、オスの方が赤みが強くメスはほとんど色がない。
これは繁殖のためにオスがメスを惹きつけようと進化したのと思います。
余談ではありますが自然界ではほとんどの生き物は、オスの方がカラフルです^^
数年前までは幼体で数千円で入手可能だった。
しかし先ほども書きましたがチリの輸入ルートが規制された為に幼体でも1万円する高額タランチュラ に変わったのです。
高額のために死なせてしまったらと考えると購入をためらいますよね(汗
ですが飼育の難易度は、1位2位を競うほどしやすいので失敗を恐れる必要はありません!!
本種に興味を持ってる方は、是非手に入れてみてください!
また幼体はヤフオクなどで見かけますが成体が売りに出されることはほとんどありません!
基本は幼体から入手し、数年かけて成体まで育てることがオススメです。
その方が愛着が湧きますので^^
ここからは、他のタランチュラ飼育の紹介でもいってることなのでいつも読んでくださってる方は飛ばしてもいいです^^
☆餌
餌は生きた虫がオススメです。死んだものだと食べない時が多いので・・・・
成体ならデュビアが断然おすすめです!
デュビアの最大サイズはちょうどタランチュラの一回分の食事になるためです。
・餌の与え方
- 生きたままケースに入れる(ただし動きが早い虫は半殺しにしてから入れる)
- 1週間〜2週間に一度与える
- 餌のサイズは、タランチュラのお腹のサイズと同じものを与える
与える頻度ですが冬の場合、管理温度が20℃を下回る場合は、1ヶ月に一度与えてます。
☆幼体の管理
数㎝の幼体は自分で狩りする能力が少し弱いので私はいつもミルワームを事前に絞めてからケースに入れてます。
☝️ミルワーム(苦手な方はすみません)
・ミルワームはホームセンターで入手可能
・ミルワームを半分に切るとよく食べる
・5㎝くらいになったら、生き餌を入れていい
私は、大体5cm位になったらデュビアの幼体を生きたまま入れて食べるのを確認してから、切り替えてます。
また幼体時の脱皮は一定の確率で失敗してそのまま亡くなることもあるため、私は脱皮が失敗しないように湿度を少しだけ高めてます。
・湿度50%ぐらいがオススメ
・乾燥が好ましい本種ですが私は成体のみ乾燥にしてます。
ですが脱皮のことを考えると成体も幼体もある程度湿度も保った方が失敗が少ないです。
☆オススメポイント
この種は、温度の管理以外はとても育てやすいのです。
・餌切れにも強く(半年拒食の場合もある)
・おとなしい(刺激しすぎると咬まれたり、刺激毛を飛ばされます)
・毒性が弱い(これはほとんどのタランチュラに言えることです)
・多湿にも乾燥にも強い
以上のように初心者が飼いやすい条件がほとんど揃っている優秀なタランチュラなのです。
餌への食いつきもいいので与えるこちらも嬉しいです^^
☆拒食
タランチュラに関してはほとんど拒食をしません!
もしその時に食べなかったとしても、ただ脱皮前後や満腹の可能性が高いので1週間後にもう一度与えてみると食べてくれる時が多いです。
この種は、半年食べなくても全然大丈夫なので焦らないことが大切です。
むしろ餌の与えすぎで消化が間に合わなくなり、餌がお腹の中で腐って亡くなったケースの方が多いですので冷静に観察するのがコツです^^
ただし幼体は、成長をするために栄養を必要としますので食べる分だけ与えた方がいいです。
成体に成長するまで数年はかかります。
☆注意点(ここは必ず飼う前に呼んでください)
以下のことは絶対にやらないでください!
・指で突いたり
・ハンドリング(手に乗せる行為)
☝️ハンドリング
初心者によくある勘違いですが大人しいからといって手で直接触ったり、乗せるような行為(ハンドリング)は怪我に繋がるのでやめましょう!!
毒性は弱くても鋭い牙がありますので咬まれると普通に出血しますし、毒がありますので晴れたりすることもあります。
また私が飼育していて一番怖いのは、刺激毛を飛ばされることです。
刺激毛が皮膚に刺さるとかなりの痒みとそこそこの痛みが数時間続きます!!
(私はケース交換の際に飛ばされ、数時間苦しみました)
これには個人差があるみたいでほとんど何も感じない人もいるみたいです。
また実際に起きたことですが目の網膜に刺激毛が刺さり失明した方もいたようです。
こういった危険性があることを事前に理解して、覚悟と責任を持って飼育にチャレンジしてみてください!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます!!
明日も1日頑張りましょう!!
生き物屋 S.M.G