注目されないが魅力たっぷり!! ジャイアント・ホワイトニー 飼育方法

 

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こんばんは^^

 

生き物屋 S.M.Gです。

今回も前回に続き、タランチュラの紹介です!

今回の種もとても初心者向きで成長が早く、育てがいがあります!!

 

◆記事の内容

 

☆サンタレム・ピンクヘアード

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別名:ジャイアント・ホワイトニーorゲニキュ

学名:Acanthoscurria geniculata

生息地:ブラジル北部(アマゾンのサンタレム地方)

生態:地表性

レッグスパン:20cm前後

最適温度:25℃〜35℃

最適湿度:50%前後

餌:デュビア、レッドローチ、コオロギ、ミルワーム

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ピンクヘアードは、白と黒の縞模様がとても美しい種類になります。

大きさも申し分ないため、タランチュラを飼ってみたい方には、最初にお迎えする種類にぴったりなのです。

他のタランチュラに比べても餌の食いつきの良さや成長が早く、飼っていて毎日の変化を楽しむことができるのが魅力的です!!

 

ただこの種は大人しいですが偶にすごいスピードで動く時がありますのでフタを開ける際は、脱走されないように注意が必要です!

 

生態が地表性なのも魅力の一つです。

タランチュラは主に3種類に分けられます。

  • 地表性(大人しく、動きがあまり早くなく、毒性が弱い)
  • 地中性(攻撃性が強く、動きが速い、毒性が強い)
  • 樹上性(攻撃性が強く、動きが速い、毒性が強い)

ですのでタランチュラ飼育が初めての方は、まず最初に地表性から入った方がいいです。

ただ、地中性や樹上性のタランチュラは、色が派手やかなものが多いので慣れてきたら育ててみるのも面白いです^^

 

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☆餌

餌は生きた虫がオススメです。死んだものだと食べない時が多いので・・・・

成体ならデュビアが断然おすすめです!

デュビアの最大サイズはちょうどタランチュラの一回分の食事になるためです。

 

・餌の与え方

  • 生きたままケースに入れる(ただし動きが早い虫は半殺しにしてから入れる)
  • 1週間〜2週間に一度与える
  • 餌のサイズは、タランチュラのお腹のサイズと同じものを与える

与える頻度ですが冬の場合、管理温度が20℃を下回る場合は、1ヶ月に一度与えてます。

 

 

☆幼体の管理

数㎝の幼体は自分で狩りする能力が少し弱いので私はいつもミルワームを事前に絞めてからケースに入れてます。

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☝️ミルワーム(苦手な方はすみません)

 

ミルワームはホームセンターで入手可能

ミルワームを半分に切るとよく食べる

・5㎝くらいになったら、生き餌を入れていい

私は、大体5cm位になったらデュビアの幼体を生きたまま入れて食べるのを確認してから、切り替えてます。

 

また幼体時の脱皮は一定の確率で失敗してそのまま亡くなることもあるため、私が脱皮が失敗しないように湿度を高めに設定しています。

・湿度60%ぐらいがオススメ

・乾燥にも強いが乾燥した環境はオススメしない

脱皮のことを考えると成体も幼体もある程度湿度も保った方が失敗が少ないです。

☆オススメポイント

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この種は、温度の管理以外はとても育てやすいのです。

・餌切れにも強く(半年拒食の場合もある)

・おとなしい(刺激しすぎると咬まれたり、刺激毛を飛ばされます)

・毒性が弱い(これはほとんどのタランチュラに言えることです)

・多湿にも乾燥にも強い

以上のように初心者が飼いやすい条件がほとんど揃っている優秀なタランチュラなのです。

餌への食いつきもいいので与えるこちらも嬉しいです^^

 

ここからは、他のタランチュラ飼育の紹介でもいってることなのでいつも読んでくださってる方は飛ばしてもいいです^^

☆拒食

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タランチュラに関してはほとんど拒食をしません!

もしその時に食べなかったとしても、ただ脱皮前後や満腹の可能性が高いので1週間後にもう一度与えてみると食べてくれる時が多いです。

 

この種は、半年食べなくても全然大丈夫なので焦らないことが大切です。

むしろ餌の与えすぎで消化が間に合わなくなり、餌がお腹の中で腐って亡くなったケースの方が多いですので冷静に観察するのがコツです^^

 

ただし幼体は、成長をするために栄養を必要としますので食べる分だけ与えた方がいいです。

成体に成長するまで2年前後はかかります。

 

☆注意点(ここは必ず飼う前に呼んでください)

以下のことは絶対にやらないでください!

・指で突いたり

・ハンドリング(手に乗せる行為)

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☝️ハンドリング

初心者によくある勘違いですが大人しいからといって手で直接触ったり、乗せるような行為(ハンドリング)は怪我に繋がるのでやめましょう!!

 

毒性は弱くても鋭い牙がありますので咬まれると普通に出血しますし、毒がありますので晴れたりすることもあります。

 

また私が飼育していて一番怖いのは、刺激毛を飛ばされることです。

刺激毛が皮膚に刺さるとかなりの痒みとそこそこの痛みが数時間続きます!!

(私はケース交換の際に飛ばされ、数時間苦しみました)

特にこの種は、刺激毛を飛ばすクセが強いので蓋を開ける際ビニール手袋をした方がいいかも知れません。

 

これには個人差があるみたいでほとんど何も感じない人もいるみたいです。

また実際に起きたことですが目の網膜に刺激毛が刺さり失明した方もいたようです。

 

こういった危険性があることを事前に理解して、覚悟と責任を持って飼育にチャレンジしてみてください!

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございます!!

明日も1日頑張りましょう!!

 

生き物屋 S.M.G

 

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