世にも珍しい鳴くゴキブリ!! ハロウィーンヒッシングローチ 飼育方法

 

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こんにちは^ ^

生き物屋S.M.Gです。

 

最近はブログを書くことが楽しく、ほぼ毎日投稿していますがお付き合い頂ければと思います。

 

本日ご紹介するのは、鳴くことが出来るゴキブリになります!

ゴキブリが鳴くことが皆さんの常識を超え、どうゆうこと?と疑問に思いますがゆっくり解説していきますので安心して下さい^ ^

 

☆目次

 

ハロウィーンヒッシングローチとは

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学名:Elliptorhina javanica

ハロウィーンヒッシングローチはマダガスカルに生息する大型ゴキブリ(マダガスカルゴキブリ)約10種類いる内の1種類になります。

マダガスカルに生息ゴキブリに共通する所はシューシューという音を発する呼吸器官があることです。

そのためにヒッシング(しっ、しゅという音のこと)が名前に入ったのです。

 

この音を発する行為は、警戒する時、喧嘩する時、求愛する時に使われます。

また縄張り意識が強く他のオスと遭遇すると頭突き合いが始まります。

頭部に2つの突起(ツノ)があり、喧嘩するときに使われます。

 

マダガスカルゴキブリは、雌雄共に羽がなく、飛翔能力を失ったゴキブリの一種になります。

飛べる能力を捨てる代わりに硬い甲殻、大きい図体に進化したようです。

 

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音を発する機能を持ってるのはマダガスカルに生息するゴキブリのみになり、世界中どこを探しても同じゴキブリは見つからないです!

なぜマダガスカルのゴキブリだけがそうなのかはまだ解明していないです。

 

ハロウィーンヒッシングローチは、大型種のゴキブリの為ペットローチとして飼われてることが多いです。

ただこの種は、マダガスカルゴキブリの中でも甲殻は柔らかいこともあり、大型爬虫類やアロワナの餌目的で飼われる方も一定数存在します。

 

私は、色鮮やかな縞模様、通常のゴキブリの2〜3倍の大きさがある迫力もあり、ペットとして飼育しています。

☆餌に向いてるのか?

結論として、餌として与えられる個体大型のペットのみになります。

実際に育てると分かりますが手で持とうとすると後ろ足のトゲですごい刺してきます💦

大した殺傷能力はありませんが少し痛いです・・・

 

餌として与える時は、足を取り除いた方がペットを傷つけずに住みます。

私は、基本ペットとして飼育してますが増えすぎて管理ができなくなった時に我が家のフトアゴヒゲトカゲに与えてます。

足を除けばお腹はプリプリなので食いつきはバツグンです!!

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また餌として大型の肉食魚に与えている方も多いようです。

私は大型魚には手を出してませんので詳しくは分かりませんが結構人気みたいです。

 

☆飼育方法

飼育難易度★★(★が多いほど難しい)

はい!では飼育について説明しますね^^

必要なものは通気性が良いケースと卵パックとワセリンです!

飼育は簡単で蒸れない環境と隠れ家の卵パックを入れるだけの簡単手順です^^

 

ワセリンが必要と書きましたが理由は、壁を登るのを防ぐ為です。

この種は、脚の裏に吸盤のようなものがあり、プラスチックでもガラスでもツルツルした壁面を登ることができる為、ワセリンを壁面の上部3cmくらいに塗ると脚が滑って登れなくなります。

飼育難易度が★★の理由は壁面を登り逃げることができる為です。

 

ハロウィーンヒッシングローチはかなりの強健種ですが乾燥しすぎると亡くなりやすいので餌に水分を含んだ野菜や、果物、ゼリーを与える必要があります。

 

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☝️密度が高すぎる飼育環境

 

密度にも注意が必要です。

個体が密集しすぎると全体の個体が小型化しやすく、メスの産卵の妨害も入りやすいので増えすぎた場合は、ケースを分けた方がいいです。

☆繁殖方法

繁殖は、温度が20℃以上あり、オスとメスがいれば比較的簡単にできます。

ゴキブリに共通することですが温度が高いと繁殖のサイクルが早くなります。

特にハロウィーンヒッシングローチはマダガスカル原産なので28℃〜32℃が一番繁殖が早いです。

 

先ほども説明しましたが飼育密度が高すぎるとオスの喧嘩に巻き込まれて、交尾がうまくいかなかったり、産卵してる時に邪魔されるリスクが高まるからです。

30cmのケースに20匹を目安に飼育すれば、安心できます。

幼体は特別な管理は必要なく、成体と一緒に飼育すれば大丈夫です。

 

☆私が実際に使ってるケース、隠れ家、餌

ここからは、私が使っている飼育品の紹介です。

興味がない方は、飛ばしてもらって大丈夫(見てもらえたらうれしい!!)です。

 

・ケース(コバエシャッター )

コバエシャッター は、ダンゴムシ、ゴキブリ、クワカブ、ミリピードの飼育で愛用しているケースになります。

保湿性、密閉性がよく丈夫です。

通気口が密閉すぎじゃないですか?という声も聞こえますが通気口は切り替えが可能なのです。多湿性の昆虫にはそのまま使っていただき、乾燥気味のほうが良い場合は、2重構造になってる上の蓋を外せば通気性がいいケースに切り替え可能です。

 

名前の通り、コバエの進入を防ぐことに特化したケースでコバエに悩まされている方は特におすすめです!!

 

 

・隠れ家

ハロウィーンヒッシングローチの隠れ家は紙製卵パックのみを使用しています。

個体が大きい為園芸用鉢底ネットでは軽すぎる為です。

紙製の卵パックは、安価で大量に購入でき、好きな大きさにカットができる為私は、愛用しています。

 

 

 

・餌

餌は一番愛用しているのが昆虫ゼリーのプロゼリーです。

6種類くらい試しましたがプロゼリーに落ち着きました。

栄養価、液たれ、乾燥しにくさ、食いつきはどれをとっても一番よかったです。

ほぼ全ての昆虫に使用できるのも魅力の一つです。

クワカブの繁殖個体、産卵個体ように想定され、高タンパクで作られてますので栄養価はかなり高いです。

産卵数も増えるように感じます。

だてに人気No.1の昆虫ゼリーじゃないってことですね^^

 

与える頻度は夏の活発の時期は毎日、冬の活動が落ちる時期は3日に一度与えてます。

 

 

☆注意点

  • 多湿NG(一回の蒸れで全滅します)
  • 乾燥し過ぎも良くないので水分がある餌を与える
  • 飼育密度の過密に注意
  • 後ろ足のトゲに注意
  • 餌として与える個体は、大型個体のみ
  • 壁を登るので必ず壁にワセリンを塗る(カルシウム剤も可)

 

以上でハロウィーンヒッシングローチの飼育方法の紹介でした。

本日もお読み頂きありがとうございます^^

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