継続的に増やせる!! レッドローチ 完全攻略 飼育方法

 

こんばんは!

生き物屋 S.M.Gです。

今回ご紹介するのは、デュビアと常に比べられる餌用ゴキブリ、レッドローチについてのご紹介です。

 

いままで一度も餌用昆虫に手を出したことがない初心者の方でもこの記事を読み終わった頃には簡単に飼育、繁殖させることができます。

 

◆目次

 

 

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☆レッドローチとは

別名:トルキスタン・ローチ

学名:Blatta lateralis

生息地:中央アジア

レドローチの由来は、幼体や亜成体の体色から名付けられてます。

幼体は綺麗なオレンジ〜赤色からジュエルのようだと言う方もいらっしゃいます。

メスは成長するにつれ黒色が濃くなり、成体はゴキブリらしくほとんど黒に染ります。

オスは綺麗なオレンジ色をしています。

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しかしこの昆虫が有名な理由は、体色や見た目ではなく冒頭でも少し触れましたが爬虫類の餌として人気があるんです!

動きは早く、デュビアと比べると小さいですがメリットはたくさんありますので紹介していきます。

爬虫類の餌用昆虫、コオロギ、デュビア、レッドローチの3柱の一柱になります。

他にも餌用昆虫にはミルワームや蚕の幼虫、ハニーワームがありますが話題が多いのが上記の3種になります。

 

☆飼育のメリット

  • 鳴かない
  • 臭くない
  • 雑食でなんでも食べる
  • 壁を登らない
  • 飼育、管理が簡単
  • 餌切れに強く、水切れに強い

ここまではデュビアと同じメリットです。

  • 甲殻が柔らかいので小さい爬虫類が食べやすい
  • 動きが早いので爬虫類の食欲を刺激する
  • 1齢幼虫は数mmなので小型のペットの餌に向いてる
  • 卵鞘を生むので管理がしやすい

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以上4点がデュビアと違うメリットです。

 

甲殻が柔らかいのでレオパやトカゲの幼体が食べやすく、施工性が高いです。

動きがそこそこ早いので爬虫類の追っかける本能を刺激できるため食いつきが抜群です。

レドローチは卵鞘を産みますので卵鞘を採取し個別に管理することで簡単に成体と幼体を分けることが出来ます。

 

続いては知っておくべき飼育していくことで起きる可能性があるデメリットについてです。

 

 

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☆飼育のデメリット

  • 共食いが起きる
  • 排泄物はアレルギーを引き起こす可能性がある
  • 蒸れに弱い
  • 近親交配しすぎるとオスが産まれやすい
  • 動きがはやい為脱走されると捕まえられない
  • オスは飛ぶ

レッドローチは一番のデメリットは脱走問題だと思います。

小さく、体が平べったいので少しの隙間で脱走でき、オスは飛べますのでデュビアに比べると管理の飼育ケースはしっかりフタがついたものを選ばないといけません。

まだオスだけなら逃げられても繁殖する心配はありませんがメスまで不注意で逃してしまうと繁殖する可能性が高いです。

ただレッドローチは寒さに耐性がない為ほとんどが冬に死滅します。

ですが一部の地方では冬は民家の家屋に隠れ冬をやり過ごし、すでに野生化しています。

 

*しっかり逃げないように管理することも我々飼育者の責務ですので飼育する際は、慎重になりましょう!

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☆飼育方法

  • 飼育難易度★★(星が多いほど難しい)

 

  • 最適環境

  温度:20℃〜36℃

  限界温度:5℃〜42℃

  湿度:できるだけ無いほうがいい

  • 必要なもの
  • 通気性が高いケース

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飼育ケースは隙間が細い虫かごや衣装ケースを改造したものでも可能です。

ただ衣装ケースはほとんどがフタに隙間が空いてます。

対策として隠れ家からフタまでの高さを20cmつけることです。

そうすればフタまで届くことはありませんので安心です。

 

 

 

 

 

  • 隠れ家(紙パックor鉢底ネット)

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私の環境では紙製卵パックを使用してます。

鉢底ネットもダメではありませんで皆さんの好みを選んでください。

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紙パックは湿度をある程度吸ってくれますがカビることもおおいです。

ただ卵パックの方が窪みに集まり、交尾する可能性が高いように感じますので私は使用しています。

 

鉢底ネットの最大の利点は洗えば再利用できること、カビ無いことです。

一度作ればそれで出費は抑えられますので鉢底ネットも魅力は高いです。

ただデュビアでの使用感想は、交尾、産卵の数が減ったように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

私が使用しておすすめの餌は以下になります。

  • クズ野菜(人参、カボチャ、バナナ、りんご)
  • 昆虫ゼリー(色々試してプロゼリーに戻りました)

 

 

  • ラビットフード

 

 

  • ウズラフード(最近うわさ、されてます)

 

 

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☆繁殖方法

最適温度下(25℃〜32℃)でオスとメスが複数いれば2週間〜1ヶ月でケース底から卵鞘が確認できると思います。

 

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一個の卵鞘で20〜30匹の幼体が入ってます。

幼体が成体に成長するまで約6ヶ月かかります。

メス8割、オス2割の方が繁殖サイクルは早く感じます。

☆沢山増やすには?

  • 28℃前後を維持
  • 水飲み場を用意
  • 卵鞘を個別に管理
  • オスの割合を少なく
  • 幼体と成体を分ける

卵鞘は個別に管理した方が孵化率は高いです。

コツは水苔を置き少し湿った環境にすることでグッと孵化率があがります。

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レッドローチは共食いをしますので幼体は別に管理した方が数は減らないです。

ただやはり一番大切なのは28℃にすることでずっと繁殖サイクルにできますので餌の供給が切れる心配もありません。

 

☆注意点

  • 蒸れに弱いので多湿に注意!
  • 排泄物はアレルギーを引き起こす
  • 水分が多い餌を与えると排泄物が水分を含み臭う
  • レッドローチの脱走に注意!

以上がレッドローチの紹介になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

また次回もよろしくお願いします。

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