たくさん増やせるコツ! デュビア 飼育方法

こんばんは!

生き物屋 S.M.Gです^ ^

 

今回紹介するのは、爬虫類飼育している方は餌として与えていて、馴染み深いと思います。

それはデュビアです!

 

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デュビアは海外のゴキブリで爬虫類やサソリ、タランチュラの餌として多くの方に重宝されています。

 

コオロギと違い、動きがゆっくり、飛ばない、鳴かない、よく増えると言った多くのメリットがあり、年々デュビア飼育者が増えています(*^ω^*)

 

爬虫類を飼育する上で餌は避けられない出費問題です。出来るだけ餌代を抑えられることは節約に繋がりますのでデュビアの繁殖はとてもいい節約方になるかと思います。

 

そんなデュビアを最も効率よく増やせるコツを皆さんに伝えていきたいと思います。

 

◆目次

 

 

デュビアとは

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学名:Blaptica dubia

別名:アルゼンチンモリゴキブリ

産み方:卵胎生

デュビアの名前は学名Blaptica dubiaから由来した愛称になります。

先程も説明しましたが爬虫類飼育してる方にとっては、生き餌としてかなり管理がしやすく、栄養が高く、亡くなることも少ない為愛用されています。

特にレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)やフトアゴヒゲトカゲ、カメレオンなど餌にされています。

食い付きもよく、デュビア自体の攻撃性が少ない為飼育個体に噛み付かないのも良い所です(*^ω^*)

 

現在はかなり入手がしやすく、楽天Amazon、Yahooオークションで購入出来ます!

爬虫類を売っているペットショップではかなり高い確率で売っています!(店頭に並んでないことがあるので店員さんに確認すると売ってくれます)

 

●値段の安い順番

Yahooオークション

   ⬇️

Amazon楽天

   ⬇️

ペットショップ

 

 

☆飼育のメリット

  1. 鳴かないのでうるさくない
  2. 与える餌を調整することでニオイがない
  3. 繁殖が簡単
  4. 雑食でなんでも良く食べる
  5. 飛ばない、壁を登らない
  6. 動きが遅いので捕まえやすい
  7. 飼育環境セットが簡単
  8. 栄養価が高い
  9. 攻撃性がないのでペットに噛み付かない
  10. 餌切れに強く、水切れにも強い

 

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デュビアを飼育するメリットはかなり多いです。

温度さえ確保すれば年中繁殖してくれますので餌の供給が切れることはありません。

 

鳴かない、臭くないもコオロギ飼育してる方にとってはかなり魅力に感じるのではないでしょうか?

ただ臭いについてですが肉食を多く与えると強くなりますので注意が必要です。

 

餌切れに水切れにも強いです!

私の飼育下では1週間以上何も与えなかったことがあったのですが全然元気にしてました( ͡° ͜ʖ ͡°)

仕事が忙しく日々の世話する余裕がない方はデュビアを飼育するとすごく楽に感じますよ(о´∀`о)

 

攻撃性もないので生きたままペットのケースに入れても噛み付いたりしないので安心して放置できます!コオロギなどは噛み付く可能性があるので与える時頭を潰したりするのが少し手間に感じる方は魅力に感じると思います。

 

☆飼育のデメリット

  1. 動物性タンパク質を与えると臭いが強くなる
  2. 動物性タンパク質が足りなくなると共食いする
  3. 排泄物にはアレルギーを引き起こす可能性がある
  4. 小さいペットに与える時足のトゲが刺さる可能性あり
  5. 繁殖するには20℃以上必要の為冬は加温が必要
  6. 蒸れに弱い
  7. 近親交配が進むと扁平(栄養価が低い)個体が生まれやすい、オスが生まれやすい

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飼育しようとする前にデメリットは確認する必要があります。

特に排泄物にアレルギーを引き起こす事は事前に対策する必要があります。

対策としては定期的な掃除で充分です。

また掃除を簡単にする工夫がありますので後ほど紹介します(*^ω^*)

 

この種は近親交配には強く5.6世代は累代可能ですがそれ以上になると扁平が生まれやすくなります。

ですので1.2年で新しい個体を購入し、血の入れ替えをする必要があります。

 

はい!ではいよいよ飼育方法について説明します^ ^

 

 

 

☆飼育方法

●飼育難易度★(星が多いほど難しい)

最適環境

温度:20℃〜40℃

限界温度:5℃〜42℃

湿度:出来るだけ無い方がいい

●必要なもの

●通気性が高いケース

デュビアは蒸れにかなり弱いです!

少し結露が出来るような環境だったら簡単に全滅します(>人<;)

ですのでデュビアの飼育環境は出来るだけ乾燥にする必要があります。

 

ケースはかなり通気性を確保する必要があります。

私は衣装ケースの蓋を切り抜いてネットに変更してます。

 

数が多くなるようでしたら衣装ケース、少ない数50匹以下でしたら市販の昆虫ケースで充分です。

 

先程掃除を楽にするコツですが衣装ケースを少し改造する必要があります。

 

 

●掃除を楽にする衣装ケースの改造

  1. 衣装ケース✖︎2を用意
  2. フタ1つをくり抜きネットをつける

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  1. 衣装ケース1つだけ底をくり抜きネットをつける

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  1. 改造したケースを何もしてないケースに重ねる

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そうする事で排泄物はネットを通って重ねた下のケースに溜まっていきます。

溜まったら下のケースの排泄物を捨てるだけです!

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偶に幼体が下の排泄物に紛れることがありますがそういう個体は小さくなる劣化遺伝を継いでますので選別するいい機会ですので気にしなくて大丈夫です(*^ω^*)

 

 

 

隠れ家(卵パックor鉢底ネット)

隠れ家は必須です!

何も無いと繁殖率が下がりますし、卵胎生なので排泄してる卵を落とす危険性が一気に高くなります。

 

オススメは紙製の卵パックと園芸用鉢底ネットを筒状に改造したものがいいです。

 

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安価で入手のしやすさから殆どの飼育者はどっちかを使用してます。

 

また園芸用ネットは洗えば再利用出来るので一度作ればまた購入する必要がなくなります。

 

ただデュビアは卵パックの方がよく集まって喜んでらように感じますのでデュビアの好みは卵パックだと思います。幼体もよく産む様に感じます。

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●餌

なんでもよく食べます(о´∀`о)

先述した様に肉類の餌が多いと臭いが強くなるのでコントロールした方がいいです。

 

 

●おすすめの餌

1.クズ野菜(特に人参、カボチャ、フルーツの食い付きがいい)

 

2.昆虫ゼリー(プロゼリー最高(*´꒳`*))

 

 

3.ラビットフード

 

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4.ウズラフード(最近の人気1位!?)

 

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5.ドッグフード(安いですが臭いが強くなります)

 

 

6.デュビア専用餌(食い付き1番いいかも)

 

 

☆繁殖方法

繁殖方法は特別な条件はありません。

オスとメスが複数いて、しっかり餌を与えていて、温度が25℃以上で有れば産んでくれると思います。

 

繁殖する上で最適な温度は28℃前後です。

この方法で1.2ヶ月で1回30匹程産みます。

1匹のメスは生涯でおよそ6回程産みますので1匹だけで180匹前後の幼体を確保してくれます(о´∀`о)

 

幼体が成体に成長するまでは6ヶ月前後かかりますので繁殖スピードはコオロギに比べると少し劣ります。ですがデュビア卵胎生なので卵の管理がないのでかなり楽です!

 

 

☆沢山増やすコツ

  1. 28℃前後の維持
  2. 水飲み場を用意
  3. 動物性タンパク質を与える
  4. 紙製卵パックを使う
  5. 幼体と成体を分ける

 

1番大切なのが餌と温度です!

高温を維持させる事で年中の繁殖が可能になり、28℃は繁殖のサイクルが1番早いです!

 

餌は動物性タンパク質を与え過ぎると臭いがキツくなると何回も書いてますが完全に無くすと妊娠する時の栄養が足りなくなり、産卵数減ります。

 

そのため1週間に1度は熱帯魚の餌やドッグフードを少量与えると臭いも抑えられ、沢山の産卵に繋がります(*´꒳`*)

 

幼体と成体は分けた方がいいです。

密度を減らす事で小さい個体が生まれる確率を減らせる事やオスとメスの交尾がスムーズに行えるので分けた方がいいです。

ただ手間だと感じる方はそのままでも大丈夫です👌

 

隠れ家はやはり卵パックの方がオスとメスが1箇所に集まりやすく、交尾を促す効果があります。

 

☆注意点

  1. 蒸れに弱いため湿度NG
  2. 排泄物にアレルギーを引き起こす可能性があるので掃除は定期的に!!
  3. 臭いが強くなるので動物性タンパク質を与えすぎないこと
  4. 水分が多い餌を与え過ぎるとフンが柔らかくなるので卵パックが腐りやすい
  5. 増えすぎて管理が出来なくなっても絶対に野外に捨てないこと!!生態系が破壊されます!

 

 

以上がデュビアの紹介になりました^ ^

今回は今までで1番記事が長くなってしまいましたがしっかりと大切な情報を伝えるにはこれだけ長くなってしまいます💦

最後までお読みいただきありがとうございます^ ^

また次回もよろしくお願いします!